みなさま、おはようございます。6代目です。
加茂定ブログにお越しいただきありがとうございます。
新型コロナウイルスの感染者数が全国的に減少傾向になり、
京都には多くの観光客がお越しになられていました。
最近は、少なくなってきましたね。
つい最近の話では、嵐山花灯路が今年最後とあり、
他府県ナンバーの車を本当に多く見かけました。
過去最高の来場者を記録したそうです♬
市内の道路も混雑する訳ですね(汗)
人流が戻り弊社も、その恩恵を受けることに
「おりん」を求めて県外からお越しいただきました!
誤解の無いように申しますが、
お客様にはメインの用事があり、折角京都に来たので「おりん」を買おう
という訳でございます。
決して、弊社目当てではございません
「おりん」の購入がお客様の目的ですが、
ご自身で使われる物ではなく、返礼品に使われます。
返礼品ですので、
「良い物をお渡ししたい」
お相手様への想いが伺えます。
何点かご覧いただきましたが、「與五郎りん」にロックオン!!
過去ブログで何回も登場している「おりん」ですね
<與五郎りんは下記ブログをご覧ください>
新しいお仏壇との出会い その5 ~コンパクト家具調(モダン)仏壇~
大きいお仏壇から小さいお仏壇へ その19 ~年忌法要を機に~
菩提寺様が遠方にある方へ その2 ~お寺様でお魂入れ、そしてご自身で設置へ~
新しいお仏壇との出会い その18-1 ~伝統型(クラシックタイプ)仏壇~
新しいお仏壇との出会い その18-2 ~伝統型(クラシックタイプ)仏壇~
新しいお仏壇との出会い その19-1 ~伝統型(クラシックタイプ)仏壇~
新しいお仏壇との出会い その19-2 ~伝統型(クラシックタイプ)仏壇~
新しいお仏壇との出会い その23 ~伝統型(クラシックタイプ)仏壇~
㋑京都在住の伝統工芸士資格取得者による手作業でお作りしています。
㋺銅と錫を使った合金「砂張(サハリ)」でお作りしています。
㋩「おりん」の表面に着色をしています。
㋥京都府仏具協同組合認定の伝統的工芸品シール付です。
その特徴は、
澄んだ音色と独特のうねりを持った余韻が特徴で心地よい音色を奏でます。
おりんのスペックとして、よく使わせて頂いている紹介文です。
弊社ブログを愛読していただいている方には、「あ~、あれね♬」
という感じになりますね
「砂張」という材質で作られていますが、
「砂張」は「響銅」と書くこともあり、その言葉の通りとても長く鳴り響く音色です。
<直径3寸>
<直径3.5寸>
上の写真をご覧ください。
左側が與五郎りん、右側が他社製のおりんです。
他社製のおりんは、一般的に流通されている「おりん」とお考え下さい。
同じ直径であっても、與五郎りんは深さがあります。
深さがあることで、余韻は抜群に続きますことも特徴の1つかと思います。
また、一般流通のおりんは地金のまま流通することが多く、
上の写真(赤の点線)のように変色が起こりやすいです。
変色の原因は、手汗や経年劣化に起因することが多いです。
少し見にくいかもしれませんが、やや緑っぽくなっています。
※変色対策として、フッ素加工をされた「おりん」もあります。
素手で触わってしまうことが多いですよね!?おりんって
「手袋を付けてください」とお話しいたしますが、
ついつい直接触ってしまうものですよね
一方で、與五郎りんは地金の上から着色をしています。
着色をすることで、こういった変色が目立たなくなります。
與五郎りんにも、着色していない物もございます。
しかし、変色の恐れが付き纏いますので、私は着色している方をお薦めしております。
誤解を生むと困りますので、補足しておきます。
お客様の中には、汚れていくことに価値を置かれる方もおられます。
ジーパンの色落ちなどが、そうかと思います。
使い込めば使うほど、味わいが出るってやつです♬
大学時代、授業中に、ジーパンに紙やすりをかけて、わざと色落ちさせていました(笑)
今となってはオシャレの「オ」の字もありませんが、昔は人並みに意識していました(笑)
好みが分かれるところではありますが、
「変色の時期が早くなる」ことをお話ししますと、着色のおりんを選ばれることが多いです。
今回はプレゼントのお品ですので、
長く綺麗にお使い続けていただくことを最優先に、着色をお勧めいたしました!
深さの話から派生してしまいましたが、次はサイズです。
洋服に「S、M、L、2L」とサイズが分かれていることは周知のことですが、
「おりん」にもサイズというものがございます。
上の写真をご覧ください。
左側の直径が広く、右側に進むにつれて狭くなっていきサイズダウンします。
写真は左から、4.0寸→3.5寸→3.0寸→2.8寸→2.5寸となります。
※「おりん」の寸法表記は、直径です。
※「1寸」は「約3cm」となります。
真上から覗き込むと、その違いが良く分かると思います。
サイズが変わると、音色は変わるのか?
はい。当然変わります!
直径が広いと音は低くなります。
直径が狭いと音は高くなります。
過去ブログでの紹介を、そのまま引用いたしますが、
弦楽器を引き合いに出しますと、サイズの大きいコントラバスと小さいバイオリンとの違いです。
低音のコントラバスと高音のバイオリンが奏でる音色は異なりますよね。
おりんも同様に直径が替わりますと、低音から高音へと音色が変わっていきます。
おりんの選び方としては、主に「音色」と「仏壇に合うサイズ」のどちらかです。
「価格」や「デザイン」を大切にされる場合もございます。
この度のお客様の場合は、
送り先様のお仏壇の大きさに合いそうな直径3.5寸、4.0寸から選ばれることに!
実物を確かめられながら、直径3.5寸のおりんを選ばれました。
面白いことに同じ大きさであっても、実は音色が異なります。
テレビ電話を使って、ご家族と音色チェックをされました
何度も試打をされ、お気に入りの音色を選んでいただきましたよ
最後にお布団とりん棒のカラーコーディネイトです。
3パターンの中から、紫系を選ばれました。
正絹のお布団とりん棒です。
りん棒は、花梨材に正絹を巻き付けてあります。
「おりん・りん布団・りん棒」
ブログでは、この3点セットでお話しすることばかりでした。
この度は、「りん台」も含めた4点セットになります!
「りん台」は木製の溜塗(漆塗)です。
「りん台」の裏側に、文字書きをいたしました。
返礼品のお印として、記念になりますよね♬
4点を1つのケースに纏め入れ、包装・のし掛けいたしまして出来上がりです♬
大学生時代1年間和菓子屋さんでバイトしていまして、
こう見えて包装は得意なんですよ
<りん台なし>
<りん台あり>
改めて、りん台無し・有りバージョンを載せておきます。
りん台有りは、ドッシリ感が有って良いですね
先々週、無事に発送を終えました。
お客様からは、
「お送り先の方に喜んでいただけると確信しています。」
とのメールをいただきました。
私はお会いすることはありませんが、
この度のお客様のお気持ちが届き、喜んで頂ければと切に願います。
返礼品の大事なところは、送り主様のお気持ちです。
そのお気持ちを表す品として仏事の場合は、お線香やお数珠を選ばれるケースが多いです。
選択肢のひとつとして、「おりん」はいかがでしょうか?
デザインやサイズ、音色など、多種多様にございます。
それぞれの良さがございますので、
送り先様に相応しい「おりん」をご提案いたします。
「おりん」の音色は、きっとお気に召していただけると思います
「おりん」のことで、ご不明な点やご希望などございましたらばご質問くださいませ。
些細なことでもかまいませんので何なりとお問い合わせください。
しっかりとサポートさせていただきます!
【お問い合わせ先】
ホームページからのお問い合わせはこちらからお願いいたします。
直通メールアドレス 0883@d2.dion.ne.jp からもご利用いただけます。
※返信にお時間がかかる場合もございます。
この度のお買上げ、誠にありがとうございました。
さて、先週のクリスマスを、いかがお過ごしされましたでしょうか?
我が家では、義理の母からお手製のローストチキンをいただきました。
とっても大きくて、食べ応えがあり、美味しくいただきました
お義母さん、ご馳走様でした。ありがとうございます。
クリスマスケーキも食べましたよ
イルミネーションを見に行ったり、外食したりと、
コロナ感染に気を付けながらお出掛けされた方もおられたと思います。
みなさまは、楽しい時間を過ごせませたでしょうか?
悲しいかな、「オミクロン株」という新しい変異種の感染も出てきました。
気兼ねなく楽しめる時間を持つことは、まだまだ難しいですね。。。
制限のかけられた環境は、依然続きそうです。
とは言え、そんな中でも読者の皆様が、
元気に楽しく日々をお過ごしされればと願います。
さあ、本年の最終週です!
慌ただしい日々になると思いますが、健やかにお過ごしくださいませ。
合掌
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