お数珠の修理 住職様用 その4 ~日蓮宗用~

みなさま、おはようございます。6代目です。

加茂定ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

 

 

前回ブログの続きです。

弊社お問い合わせフォームにご連絡をいただきました数珠修理のお仕事です!

前回ブログでは、【1連目】日蓮宗用装束数珠 本象牙 尺2についてお話いたしました。

日蓮宗用装束数珠 本象牙 尺2 【修理前】

日蓮宗用装束数珠 本象牙 尺2 【修理後】

修理内容は、導師房を「金ほたる」に変更することでした。

「金ほたる」とは、金色の糸が少し入れられた2色使いの房のことです。

 

 

 

2回目の本ブログは、【2連目】日蓮宗用本式数珠 本琥珀 尺2の方です。

依頼内容は、下記になります。

梵天房から導師房へ変更。

・房色は、琥珀の色に近い金茶色を希望。

【2連目】日蓮宗用本式数珠 本琥珀 尺2

日蓮宗用装束数珠 黄水晶(当社在庫品)

まず、「梵天房」「導師房」へ変更します。

お客様の房は、球状の梵天房が5本あります。

厳密に言いますと、「華梵天房」という球状の房です。

 

 

蓮華の花が今まさに咲き開こうとするのをイメージされて作られています。

華梵天房は、正絹を材にして、ひとつひとつ手編みで作られます。

精巧に作られ、尚且つ強度も備えていますので、長持ちします。

華梵天房に付いては、下記ブログで詳しくご紹介しております。

お数珠の修理 ~日蓮宗用~

お数珠の修理 その2 ~日蓮宗用~

お数珠の修理 その4 ~日蓮宗用~

【2連目】日蓮宗用本式数珠 本琥珀 尺2 華梵天房 金茶色

日蓮宗用装束数珠 黄水晶(当社在庫品) 正絹頭房 白色

前回ブログでもお話いたしましたが、お坊さんが使われる数珠の房は形状が変わります。

すべてが球状の梵天房ではなく、「頭房4本」と「球状房1本」からなる混合の5本構成となります。

写真右側の当社在庫品が、それに当たります。

※お坊さんも「日蓮宗用本式数珠」を使われることもあります。

次に、「琥珀の色に近い金茶色の房にして欲しい」について、お話しします。

色見本を先に提出しておりましたが、金茶色の印象がシックリとされていませんでした。

「もう少し暗い色があればよい」

と、お返事いただいています。

上の写真は、お客様の数珠が到着してから弊社で準備します房と並べて撮影しました。

写真の右側から映り込んでいます3本の華梵天房が、お客様の房です。

弊社で準備します頭房と華梵天房の色見本と比較しましても、同じような金茶色に見えます。

 

 

 

細かい話をいたしますと、頭房と華梵天房を作る職人さんは違います。

職人さんが異なるため、同じ金茶色の糸でありましても、まったく同じではありません。

糸の仕入れルートが異なるからです。

職人さんは同じ色ではないと言われますが、私には同じ色に見えて仕方がないです😰

また、「もう少し暗い色があればよい」と希望されていましたが、

色の比較写真をご覧いただいてご了解をいただけました😄

見本でお送りしました色見本の撮影を私がしています。

撮影の仕方か画面のモニターによる影響かは分かりませんが、明るく映っていたようです😱

再掲いたしますが、この色でOKをいただけました😄

ちなみに、日蓮宗用本式数珠 本琥珀 尺2の「尺2」は、数珠のサイズのことを表しています。

数珠をピ~~ンと張り、親玉から親玉までの距離になります。

「1寸」が「約3cm」、「1尺」が「約30cm」となりますので、「尺2」は「約36cm」となります。

※「1尺2寸」を「尺2」と表記します。

※「1尺2寸」を「尺2」と表記します。

修理前 修理後

【2連目】日蓮宗用本式数珠 本琥珀 尺2

(依頼内容)梵天房を頭房に取替え、日蓮宗用装束数珠に変更

※房の色は、金茶色にする。

※装束数珠は、お坊さん専用の数珠のことです。

※お坊さん専用の数珠は、頭房が4本使われます。

それでは、出来上がりをご覧ください。

修理の前後を比較していただくために、並べて掲載いたしますね🧐

修理後

修理前

琥珀の色に近い金茶色の頭房に取替えました💡

各玉の大きさは、

親玉15mm 天玉5mm 主玉7mm 弟子玉5mm 浄名玉5mmとなっています。

修理後

修理前

金茶色と呼んでいましたが、ウコン色とも呼ばれます。

修理後

修理前

修理後

修理前

頭房に変更したことで、ボリュームがでましたね。

当然と言えば、当然のことなのですが🤩

1連目の本象牙の数珠もそうでしたが、菊房ではなく華梵天房にしております。

修理前の数珠と同じです。

修理後

修理前

修理後

修理前

取替えていないように見えるかもしれませんが、紐もすべて取替えしております。

修理後

修理前

数珠を広げた状態の写真です。

前回ブログでもお話いたしましたが、「日蓮宗用装束念珠 尺2」に使われる頭房は、「6匁」になります。

「匁」は、「長さ」ではなく「重さ」になります。

 

 

ちなみに「1匁」は、「3,75グラム」です。

数珠の頭房サイズは、「匁」で表します。

※「匁」・・・「もんめ」と読みます。

元の房と並べて撮影しました。

修理前も修理後も、どちらも房は正絹です。

写真右上の結んである紐ですが、元々通っていた紐です。

 

 

 

それでは、【2連目】日蓮宗用本式数珠 本琥珀 尺2は、これにてお終いです。

お客様へ修理品を送りましたら、とても嬉しいお返事をいただけました。

お数珠への思い入れを知りませんでしたが、めちゃめちゃ重要なミッションだったようです😥

でも、綺麗になってお手元に戻り、喜んでくださいましたのでひと安心です♬

恒例のガッツポーズです!

ヤッタネ✨😁✨

 

 

 

お客様が使われている数珠を修理する時は、数珠に対して何かしらの思い入れがあるからお直しされます。

リメイク数珠も、同様の背景があります。

 

 

 

新しく買うことも選択肢のひとつかもしれません。

しかし、余程のことが無い限り、お直しすれば数珠は使い続けることが出来ます。

お数珠に対して思い入れや想い出があるのでありましたら、修理はお奨めです!

 

 

 

・紐が切れている。あるいは紐が切れかかっている。

・珠を失くしてしまった。

・房が取れてしまった。

もし、今お持ちの数珠が上のような状態でしたらば、修理を検討されてみるのはいかがでしょうか?

お数珠は、手を合わせる時の必須アイテムですからね。

気になることがございましたらば、一度お問い合わせくださいませ。

些細なことでもかまいませんので何なりとお問い合わせください。

【お問い合わせ先】

ホームページからのお問い合わせはこちらからお願いいたします。

直通メールアドレス 0883@d2.dion.ne.jp からもご利用いただけます。

※返信にお時間がかかる場合もございます。

 

 

 

【LINEによるお問い合せ受付サービス】

この度、ラインからもお問い合わせいただけるように致しましたshine

下記の手順で登録いただければ、ご利用いただけます。

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<以下、関連ブログです>

住職様用数珠修理 
修理前 修理後

お数珠の修理 住職様用 ~日蓮宗用~

・5色の単色軸→5色の編込み軸に取替え修理

・軸先は房ではなく金具

・正絹

 

お数珠の修理 住職様用 その2 ~日蓮宗用~

・紐切れ部分を新しく通し直し

・軸と房は、継続使用

・正絹

お数珠の修理 住職様用 その3 ~日蓮宗用~

・白色頭房を金糸入りの白色頭房(金ほたる)に交換

・正絹

お数珠の修理 住職様用 その4 ~日蓮宗用~

・華梵天房を金茶色頭房に交換

・正絹

数珠直しは、京都の職人さんにお願いしています。

 

 

 

この度のご縁、誠にありがとうございました。

 

 

 

さて、先日のことですが、用事で四国に行きました。

旅行ではありませんよ(笑)

 

 

 

明石海峡大橋を渡って四国に入るのですが、淡路島を通過します。

淡路島と言えば、「玉ねぎ」ですよね!

私はこれまで食べたことがあるかもしれませんが、食べた記憶がありません😅

 

 

 

淡路島のサービスエリアで淡路島産玉ねぎを買って帰り、

奥さんに串カツを作ってもらいました♬

 

 

 

美味でした!✨😄✨

 

 

 

写真を撮るのも忘れて、一気に食べてしまいました(笑)

白ご飯に、メチャクチャ合います~~~♬

ありきたりな感想ですが、甘くてジューシーです♬

 

 

 

玉ねぎは、まだ残っています。

今回は串カツを作ってほしいとお願いしましたが、次に出てくる玉ねぎ料理は奥さん次第です。

何が出てくるか楽しみです♬

 

 

 

名産品を食べれることは幸せですね。

料理をしてくれる奥さんが居ることも幸せですね。

さりげなく、アピールしておきます(笑)

みなさまは、お好きな名産品はございますか?

 

 

 

8月の最終週が始まります。

秋の気配を全く感じられないほどの暑さが続いておりますが、

体調に気を付けてお過ごしくださいね。

合掌

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